バロッサ・バレーについて

目次
はじめに

広大な自然が広がるオーストラリアには、数千を超えるワイナリーが存在すると言われています。地域ごとに違う気候や土壌に合わせ育てられている葡萄の品種も様々で、地域によってワインに個々の特徴があります。まずは、その中から第一弾としてオーストラリアの中でも銘醸地として知られるバロッサ・バレーについてご紹介致します。

南オーストラリア州とアデレード 

アデレードの街

バロッサ・バレーが位置するのは、オーストラリア大陸の中央下部にある南オーストラリア州です。オーストラリア大陸の中でもっとも乾燥している州で、内陸部は広大な乾燥地帯のため、人口は沿岸部や川沿いに集中しています。州都のアデレードには、州の約80%の人が住んでおり、古き良き雰囲気の残る街です。

アデレードの街は都市計画の元、美しい碁盤の目ように設計・整備されています。そのため、短時間の移動で様々な場所へアクセスができ、さらに美しいビーチや山へも約30分程度と動き易いコンパクトシティーとしての側面があります。レーンウェイ (裏路地) にはクールなバーやカフェもあり、エベニーザー・プレイスには有名なカフェやバーがあり人気のスポットです。

また、フェスティバル・ステートとして知られる南オーストラリア州では、毎年様々なアートや音楽に関連したフェスが開かれています。その中でも、3月頃に行われるアデレード ・フェスティバルは、世界でも注目される芸術祭で毎年多くの人が国内外から訪れる一大イベントです。

ワインの銘醸地「バロッサ・バレー」

バロッサ・バレー

バロッサ・バレーの歴史は古く、1836年に開拓者が訪れたところから始まります。地質学者のヨハン・メンゲは、バロッサ・バレーの土壌が葡萄畑・果樹園・トウモロコシの栽培に適していることを発見しました。なぜなら、この地域は先住民であるアボリジニの人々が焼畑を行なっていたおかげで、十分な栄養が土壌に含まれていたためです。

その後、世界規模のワイン生産地になることを目的にワインの生産が本格化します。結果、現存するオーストラリア最古のワインブランド12のうち、4つ (Penfolds, Orlando, Seppeltsfield, Yalumba) は、このバロッサ・バレーに存在するまでに成長しました。

今では広大な葡萄畑が広がっていますが、これらの葡萄はヨーロッパから持ち込まれました。さらに、その中でも一部の葡萄の木は世界でも最古の部類に入る古樹として保存されています。

バロッサ・バレーの気候

一般的にワインが生産される地域は、北緯30° 〜 50°と南緯30° 〜 50°の間に位置しており、別名「ワインベルト」と呼ばれています。バロッサ・バレーは、南緯約34°に位置しているためその例外ではありません。

特徴としては、冬は寒冷多湿、夏は高温乾燥の地中海性気候と言われ、葡萄の栽培には最適です。また、南半球に位置するため6月から8月の冬には、雨が多く冷たい風が吹きます。9月から2月の夏は、葡萄が熟すのに十分な太陽の光が降り注ぎます。この十分な太陽の光が、葡萄の酸味と糖分のバランスを最適に整えてくれるのです。

しかし、一概にすべての葡萄園で同じ気温だとは限りません。バロッサ・バレーから標高の高いエデン・バレーの間にはいくつもの丘や谷間があり、その場所ごとに気温が違うためです。そのため、バラエティー豊かな葡萄の栽培が可能となり、その葡萄から造られるワインもまた個性的なものとなります。

バロッサ・バレー産のフォーティファイドワイン

1. Liebich Wein

Leibichwein

商品名 : フォーティファイ・セミヨン / マスカット

概要 : リービックワインは、創業100年の歴史あるワイナリーです。ドイツ語でLiebichweinは「I love wine」を意味し、今でも家族経営で運営されています。フォーティファイ・セミヨンとマスカットは、熟成期間が約2年の若いフォーティファイドワインです。ハチミツのような優しい甘さとスッキリとした飲み口が特徴となっています。

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2. Bethany Wine

Bethany wine

商品名 : オールド・クォーリ・フロンティ / オールド・クォーリ・トニー

概要 : べサニーワインは、シュラーペルー一家が経営するワイナリーです。保有する葡萄の木の中には、樹齢が150年を超えるものもあり、今でも伝統的な製法が受け継がれている歴史あるワイナリーです。そのべサニーが造るオールド・クォーリ・フォロンティとトニーは、それぞれ違う品種の葡萄が使われており、全く違う2つのフォーティファイドワインです。

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ワイナリーの数は150以上!

バロッサ・バレーには、150以上のワイナリーと80以上のセラードアがあります。セラードアとは、言うなればワインの直売所。ワインの購入はもちろん、テイスティングや見学ツアー等を楽しむこともできます。また、レストランが併設されている所では、ワインに合わせた料理やおつまみのペアリングも可能なのでぜひ立ち寄ってみてください。

日本からアデレード までの直行便はなくシドニーやメルボルンでの乗り換えが必要ですが、その分オーストラリアの文化が色濃く残っているのが魅力です。バロッサ・バレーまでもツアーを利用すれば簡単にアクセスできるので、オススメです。


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